アカウミガメ Loggerhead (sea) Turtle

のんびり屋の愛嬌者
アカウミガメ画像
水族館 などでお馴染みの彼らは、世界 中の温帯及び熱帯域の海洋で見ることが出来ます。日本近海にもたびたび現れ、水中を一匹での〜んびり泳ぐ姿はTV等で たびたび紹介されています。

ウミガメで有名なのが昔話の『浦島 太郎』です。この話では助けたカメに連れられた太郎が竜宮城に行きましたが、太郎を背に乗せて泳ぎまわれるぐらい の大き さの海ガメをとっ捕まえていじめていた村の子供って、結構すごいと思うのですが…。昔の子供はやはり逞しかったのでしょうか?それはさて置 き、実際のアカ ウミガメの大きさは甲羅の長さが約70〜100cm程度で あり、ちょっと大人の浦島太郎を乗せて泳ぐにはスモールサイズです。また孵化した直後の大きさは 甲羅の長さが4cm、体重が20g程度でとても愛くるしい姿をしています。

アカウミガメの産卵
アカウミガメの食性は雑食性であり、一般に他のウミガメより貝類や甲殻類など硬い食 べ物を好むため顎がが発達しています。また、クラゲなども食べることで 知られていますが、この時間違って人間が捨てたビニール袋を食べてしまい、死んでしまうカメもいるそうです。

ウミガメというと真っ先に思いつくのは砂浜での産卵シーンですよね。アカウミガメも例に漏れず砂浜へあがって 産卵を行います。日本の沿岸もアカウミガメの 主要な産卵地になっており、4〜8 月にかけて80〜100個の卵が産み落とされます。 このとき母ガメが涙を流すという話も有名ですが、実際はこれ生みの 苦しみに耐えかねて涙を流しているわけではありません。海水中で暮らすアカウミガメは外から体の中に入ってくる塩分を常に排出しなければなりません。です から常に目から涙と共に塩を出 し、体内の塩分濃度を一定に保っています。従って別に産卵のときだけでなく、年がら年中彼らは涙を流しているのですが、海の 中ではそれが目立たないだけだということです。

アカウミガメを守るため水族館に行こ う!
アカウミガメに限らず、世界各地のウミガメはかつてその甲羅をもとにした鼈甲(べっこう)を取るためや 食料として乱獲された歴史があります。現在でもアカ ウミガメは稀少種に指定されており、絶滅が危惧されています。また、各地の砂浜が護岸工事など様々な影響で減少しており、アカウミガメの産 卵場所が失われ ていることも問題の一つです。しかし、最近では水族館などで飼育下での孵化が行われており、最近でも日本の串本海中公園センターでアカウミガメの孵化が確 認されました。同センターでは孵化した子ガメを20年ほど飼育した後、海へと返す計画をしているそうです。アカウミガメの個体数維持のためにもこういった 取り組みは重要なものとなっています。ですからアカウミガメ保護に協力したいという方は、水族館に行けば貴方の払った入園料がきっとアカウミガメの繁殖に 役立てられるでしょう。

   アカウミガメ関連のトピックス
千葉県の木戸浜海岸でアカウミガメの産卵状況調査が行われたところ、砂浜に産み落とされた卵の124個のうち 無事生きて保護されたのはわずか1匹だけで、77個の卵は虫 に食べられるなどして腐ってしまっていたそうです。夏の気温が高すぎた のと、台風によって巣が流されてしまったためふ化数が大幅に減少してしまったそうです。
2007 年10月11日 読売新聞

和歌山県新宮市の王子ヶ浜で「新宮市海ガメを保護する会」 によって人工ふ化されたアカウミガメの放流が行われました。 市内の幼稚園児 の手によって海に放たれたそうで、計100匹もの子ガメが無 事海に旅立ったそうです。今年王子ヶ浜では550個の卵が産卵さ れて、そのうち180個がふ化し、さらに100個ぐらいがふ 化予定であるということです。
2007年10月10日 産経新聞

徳島県でのアカウミガメの上陸数が「渚とウミガメ研究会」に よって調査発表されました。それによ ると2007年の上陸数は史上3番目の低さで、関係者による と絶滅の危険性も高いとのことです。また四国有数の産卵地として知られる美波町日和佐浦の大浜 海岸では1968年のピーク時の10分の1の数しか上陸しておらず、このよう な急激な減少の原因は今のところ分かっていないみたいで す。
2007年10月6日 毎日新聞

執筆:2003年10月9日(最新改訂2007年10月10日)

[画像提供] 株式会社ナレッジリンク様

 


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