サザナミフグ White-spotted Puffer

フグ界一のカラーリング
サザナミフグ画像1
特徴的な模様と、ひょうきんなお顔が印 象的な写真の彼は、その名もサザナ ミフグというフグの仲間です。

彼らの名前の由来はお腹にある、さ ざ波のような白い模様で、それとは対照的に体の上半分は濃いグレーの上に白い斑点が並んでいます。また背びれと胸びれは黄色い色をしてお り、フグの中でもかなりカラフルなカラーリングをしていて、一目見れば他の魚から簡単に見分けることが出来ます。

フグというと小さくて可愛いイメージがあるのですが、サザナミフグはフグの中でもかなり大きく なる種類で、最大のものでは全長50cmに達します。 大きな体を維持するために食欲が旺盛なのか、普段彼らの食べ物は非常に幅広い種類にわたり、主なものとして藻類やサンゴ、カイメン、ヒトデ、軟体動物やイ ソギンチャクのほか、カニやウニ、カイなどの非常に硬いものからオキアミやイワシなどまで食べるそうです。

サザナミフグは南東大西洋からインド洋、太平洋といった世界中の暖かい海に見られ、水深3〜30mぐらいの河口やサンゴ礁のような浅い海に棲んでいます。 日本でも南西諸島の近くの海などにごくまれに見られ、中にはかなり人懐っこい個体もいて、スキューバーダイビングなどで人気を呼んでいるようです。

子供の頃のサザナミフグは茶褐色の色をしており、河口付近の植物の中に隠れるように生活しています。大人になると夜行性へと変化し、単独で行動するように なります。またそれぞれのサザナミフグはなわばりを持って生活しているそうです。

フグといえばやはり食べる年に至る恐ろしいが思い浮かびますが、サザナミフグも他のフグと同じように皮と 内臓に非常に強い毒を持っているため、浜辺で見かけても絶対に食べないように注意してください。

執筆:2008年3月26日

[画像撮影場所] 沖縄美ら海水族館

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